自転車備え付けタオルの用途とスタイルに関する考察

こんにちは。

以前自転車の前カゴに弁当を忘れた経験から、駅前に止まった自転車のカゴを観察してみることにしました。2017年11月9日、新宿西口駅周辺の駐輪された自転車72台を調査いたしました。当日の天気は晴れ、降水確率は0%でした。

観察をしていくと、自転車にタオルを設置した人が結構いることに気がつきました。おそらく突然の雨で椅子が濡れても拭けるよう、降水確率0%の日でもタオルを常備していると予測。

そこで今回は自転車に設置されたタオルについての考察をしたいと思います。

◾️スタンダードなスタイル

前籠に白いタオルが入っています。質感はドライで綺麗なタオルです。

こちらも前籠に水色のタオルが入っています。質感はドライでこちらも比較的綺麗なタオルでした。

これらのことから、2人の持ち主はただタオルを前カゴに忘れてしまっただけで、いつもタオルを設置しているというわけではないと考えます。
そして持ち主はきっとうっかり者であると予測されます。

次です。

タオルではありませんが、ブランケットが前カゴに入っていました。小慣れた感じでカゴに入っていることや、先ほどのタオルと比較して使用感が感じられることから日頃から常備されていると考えます。

後ろに子供用の椅子がついていたため、持ち主には子供がいることもわかります。

このことから雨対策ではなく子供の防寒のために設置されたものであると考えます。

この方も前カゴにタオルを設置してありますが、タオルというより雑巾に近い状態になっています。タオルの質感は極めてウエット。これらの状況から持ち主はタオルを前カゴに忘れたとは考えにくく、つまり意図的にタオルを前カゴに入れて雨対策をしている可能性大です。

またタオルの汚れ具合から自転車の使用頻度も高いと考えました。

 

ところで、自転車の前籠にタオルを入れておくと雨が降った時にタオルが濡れ、なんのために常備しているのか意味がわからなくなってしまいますよね。

ここからは上級者のテクニックのご紹介。
サドルの下にタオルを仕込んだ方々です。
また仕込んだタオルの状態をみることで、その人が綺麗好きかどうかもここから推測できると気づきました。

◾️サドルの下にタオルを仕込んだスタイル

綺麗好き

ふつう

きっとおおらかな人

 

素晴らしい!と感激した設置例を紹介します。


サドルにビニール袋を被せておけば、突然の雨で濡れてしまってもビニール袋を外せばサドルは雨から守られおしりが濡れることはありません。
さらにサドルの下にタオルを収納すれば鬼に金棒!雨対策はばっちりですね!!

 

個性を感じる自転車を発見しました。


人間がスカーフやストールをまいてオシャレをするようなものでしょうか。ワンポイントの緑のラインも素敵ですね。他の自転車との差別化を図るためのものなのか、雨対策でハンドルにつけているのかは不明です。

 

最後は何かトラウマでもあるのかなと感じる自転車の紹介です。

タオルの質感はウエット、タオルというより雑巾と表現していいかと思います。雑巾は洗濯バサミでがっしり固定されています。以前設置したタオルまたは雑巾がどこかに行ってしまった辛い過去をお持ちの方かもしれません。

 

まとめ

 

 

 

 

自転車に常備されたタオルは雨対策のためであると仮説を立てて調査を始めましたが、タオルの質感や設置位置を観察することで、雨対策以外の可能性があること、持ち主の性格等を予測できることを今回の調査結果から見出すことができました。

またサドルの下にタオルまたは雑巾を収納させる人が世の中には以外と多いことも驚きでした。

今後の課題としては、タオルと雑巾の判別が感覚的である点を見直し、基準を設けてより正確な判別ができるよう精進して参りたいと思います。