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私の住む街は田畑も多く自然が溢れる良い街です。
これまで田んぼの近くで生活をしたことがなかったのですが、田んぼも四季折々で変化を遂げる美しい産物であることをこの街に住んで気がつきました。
↑田植えの時期、ヒタヒタに張られた水面に太陽の日差しが反射する光景はとても綺麗です。
こんな風に私は田んぼのことをいいなと思って眺めていたのですが、田んぼを観察する中であることに気がつきました。
「田んぼまでの道のりには水路があり、そこにはだいたい橋がかかっていることが多い」ということに。
そしてその橋が多種多様、オリジナリティーに富んでいることが発覚しました。そこで今回は田んぼを周って集めた橋の紹介をしたいと思います。
石橋
田んぼ界の橋でメジャーなのは石橋です。石のブロックを跨がせることでそれなりの強度は確保されますし、安定感もあります。石のブロックを縦に置いてもよし
横に置いてもよし。
2枚並べても良し。
時には全部渡さなくても良いでしょう。
いくつかの石を連ねて幅の広さを確保しているケースも多くありました。重機などを運ぶ際に幅のある橋が必要になるのだと思います。
用途に合わせて石を増やしたり減らしたりする柔軟さには尊敬の念を抱きますし
侘び寂びを感じます。
時に異素材のものを組み合わせて補強する様子も見つけました。
例えばこちらは石の上にタオルを敷いて滑り留めにしている様子が伺えます。土が被っていて見えにくいですが、青い物がタオルです。ところで今まで紹介した橋に土が被っていなかったのは、定期的に橋を掃除しているからなのでしょうか。
石の上をさらにコンクリートで固める石橋も発見しました。隙間を埋める目的やガタつき防止のためでしょうか。
水路の幅が長い場合
水路と田んぼまでの距離が長い場合には石以外の材料で橋が形成されることが多いです。長い石ってなかなかないですしね。
こちらの木製の橋はこのためにわざわざ作りました!という意気込みを感じられる良い橋です。支えもあって安心感が持てます。
農家では「あるものでなんとかしよう」という創意工夫をしている現場を度々目にします。「風呂の蓋でいけるんじゃないか?」というある日の先人の知恵と工夫がこの橋を完成させたのでしょう。ところで「風呂の蓋の上に乗ってみたい」という気持ちを抱いたことはありませんか?(私はあります)
こちらもちょっと見えにくいのですが、蝶番のある扉の一部のようなものを橋にしています。かなり劣化している理由は、何年も利用されたからなのか、はたまた作ってみたが結局通行されず寂れてしまったのか..どちらでしょうか。
すごく良いですね。橋のたわみからかなり使用頻度の高さが伺えますし、橋と地面のつなぎ目がなく美しく移行して大地と橋が一体化されている様子がとても綺麗であり、これまでの長い年月が感じられます。
先ほどの橋よりもハードな鉄筋で橋が作られています。自然と一体化している様子が美しいですね。左側の一本の鉄筋の橋を渡るのはかなり難易度が高いように思われます。
「一本はやっぱきついよね」ということで狭い感覚に二本の鉄筋を並べて橋にしている様子を目撃しました。
「二本より三本のが良いよね」ということで 三本のパイプを並べる様子も確認できました。
水路が短くても金属製の長い物体を橋にしている様子も確認できました。柵のようにも見えるこちらは何を橋として使用しているのでしょうか。同じものが二つ並んで安心感があるなと感じる一方これくらい跨ごうぜという気にもなります。
おわりに
文中にも書きましたが農家では農家の方がふとしたところで創意工夫を凝らし営んでいる様子を垣間みることができ非常に興味深いと感じています。今後も田畑をジロジロ見て発見したことがありましたらご報告したいと思います。