アメリカの日本食レストランにおける七味唐辛子に関する調査

素人の研究社・社主のzukkiniでございます。

実は個人的な用事でアメリカで暮らすことになり、当面素人の研究社からはアメリカに関する調査をお届けする格好となりそうです。引き続きよろしくお願いいたします。

さて今回はそんなアメリカにおける日本食レストランの調査です。特に日本人の多い地域に暮らしているものですから、幸いにして日本食レストランには恵まれている方かと思います。日本色レストランですから基本的には日本なのですが、そこで目にするのは現地向けにチューニングされた若干異なる日本の姿。

今回の調査ではその様な違いに注目してみて見ました。

 

別の調査でも取り上げている調味料に関する調査ですが、ここアメリカでは日本と顕著に異なる点が一つあります。

 

それは七味唐辛子がNANAMI TOGARASHIと呼ばれている点です。これに気づいたとき、にわかに日本食レストランの調味料置き場が気になりだし、これを調査するに至りました。

 

こちらでもやはりNANAMI TOGARASHI。

 

 

お次もNANAMI TOGARASHI。それにしても一味はなかなか遭遇せず渡米後1ヶ月、もうかれこれ10軒近い日本食レストランに入ったと思いますが一味は見当たりません。

 

こちらもやはりNANAMI TOGARASHI。ちなみにアメリカではソイソース、つまり醤油を減塩とノーマルの二種類置いているケースがとても多いです。同じようにNANAMIとICHIMIも揃えてほしいものです。

ところでこのNANAMI TOGARASHI問題、ネットで調べるとすぐに答えが出て来ました。SB食品サポートデスクより回答を引用しましょう。

https://www.sbfoods.co.jp/recipe/supportdesk/101005_qa.html

つまりICHIMIとSHICHIMIで発音が似ているところから、区別するためにNANAMIとした訳ですね。

 

ところがこれはSB食品だけのアイディアでありまして、あるお店ではついに「SHICHIMI TOGARASHI」を発見してしまいました。

 

ちょっとわかりづらいですが見えますか、SHICHIMIの文字。それもそのはず、ハウス食品製だからです。いやそれにしても日本でもあまり見かけないハウス食品の七味唐辛子、ちょっとだけレアかもしれません。

 

ここからは番外編ですが、ノーブランドなのか外側からはブランド不明の七味も結構見かけられます。わかりづらいですが、これだと一番右がそうですね。写真を撮り損ねたのが1件ありますが今までにこうしたブランド不明では3つのケースを確認済です。色味から判断するにこちらは単にSB食品製七味を移しかえただけでしょうか。

 

こちらの七味は明らかに混ざってるものの分量が今までも見たものと違います。緑成分が結構多いです。味は七味でした。

正直なところアメリカ市場におけるSB食品vsハウス食品のシェア調査になりかねないこの調査ですが、第三勢力の情報も含む、アメリカの皆様からの七味情報をお待ちしております。一味唐辛子の目撃情報もウェルカムです。

 

連絡先はコメントかツイッター(https://twitter.com/shirouto_kenkyu)が確実です。