素人の研究社 社員日誌♯13

私が自動車教習所に通ったのは人より遅く30代を越えてからでした。引っ越し先の茨城県の片隅で地域の高校生や大学生ともに学んだ教習では

「残念ながら茨城県は交通マナーが悪い、”茨城ダッシュ”という茨城特有のマナー違反もある。みなさん気をつけて走行するように」

と年配の教官からくれぐれも注意をするよう指導を受けました。

茨城ダッシュってなんぞや?の疑問よりもまず「よくわからんが恐ろしい、気をつけなければ」と気をつけろと言う教官の指導を肝に銘じ、そうして免許を取得し安全第一ドライバーとなった私が思うことは車の速度が速い、速い、はやーい!と、ここは高速道路でしょうかと勘違いするほど周りの車両の速度が速いことが多いのです。車線変更も頭文字Dかの如く俊敏に移動する者も結構おり、日々緊張感を持って走行しています。

もしかしたら私の主観かもしれないので茨城に住む方20代〜50代の5名に「県内を走る車は速いか?」のアンケートをとったのですが、その結果「茨城は速いよ」「速い」「茨城は速い」と5名全員が「茨城の走行速度は速い」との回答でした。

そんな様子は路上からも確認されました。

交通安全標識がお辞儀をしており、私が今まで暮らしてきた地域ではあまり見かけることもなく物珍しさから記録をしたのですが

お辞儀どころか天を仰ぐもの

寝そべるもの

など結構な勢いで当たったであろうことが想像できる状態のものも発見致しました。

また

どなたかが自前でつけたと思われる道路反射鏡が良い塩梅で傾き、立派な岩のスポットライトのような格好になっているもの

あ!傾いてる!と近寄ってみたら電柱の影にひれ伏し隠蔽されているものなど、なかなかの交通事情による治安の悪さが垣間見えます。

あ!傾いている!の状態で一度手当を受けたものの、再度事故に巻き込まれくたびれたチンアナゴみたいな車線分離標は哀れみの極みです。

うっかり当ててしまったドライバーには人ではなく物でよかったですねと声をかけ、安全運転を心がけてほしいです。ちなみに今のところ茨城ダッシュは見かけたことがありません。