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おはようございます
私は時折祖母と文通をしています。
文字だけじゃ味気ないと思い、庭に頻繁に侵入してくる上記の野良猫の写真などを身近にあったニュースとして同封しています。
こちらが送ると必ず達筆の返信が来ますが、私が同封した野良猫についての言及が毎回綴られて無いので内心迷惑に思っているのかもしれません。
祖母の心に響かなかったそんな猫の写真以外にも、所用でモノクロコピーやカラーコピーをとりたい場合、コンビニのマルチコピー機が大変便利です。
今回はコンビニ別、マルチコピー機出力中の過ごし方を調査、分類してきました。
では早速セブンイレブンからいきましょう。
これはモノクロコピー出力中に、備え付けのタッチパネルに現れる花です。
初っ端から質素な絵面ですが大丈夫です、尻上がりによくなっていきますので、その持ち前の寛容な心でお付き合いください。
花の画像が左に、スッ。今現在出力中のコピー機内部の様子をこちらに垣間見せてくれているかのような表現がなされています。
花の種類はおそらくコスモスでしょう。
実際に私がコスモスの写真を挟み込んでモノクロにコピーしているわけではなく、如何なるものを挟んでもこのコスモスのアニメーションが現れるようです。
カラーコピーを選択するとアニメーションもカラーになります。
こんな色してたんだ。綺麗じゃんか。
モノクロ出力時と同じように、内部生成されたコピーが、この現実世界の方角である左出口へ流れるように見切れていきます。
部数の入力直後は、手持ち無沙汰な待ち時間が来てしまうのを覚悟していたのに、まさか幾ばくかの憩いが待っていようとは。
是非お近くのセブンイレブンに足を運び、ご自分のその目でコスモスが動いている様子を拝見していただきたい。
カラーコピー印刷、来年のお花見の際はセブンイレブンのマルチコピー機へ。
続いては、おそらく同じ機種のマルチコピー機を扱うローソンとファミリーマートです。
なんと、ローソンとファミリーマートではコピー機の出力中にかわいらしい間違い探しを堪能できるようになっています。
画面上部が照明の照り返しによって白く潰れてしまっていますが、そこの部分には
左右の絵に間違いが3個あります。見つけられるかな?
と表示されています。
しかもこの間違い探し、とても難易度が高いです。
私は大きい方の猫の尻尾の形と、その猫が着ているボーダーの間隔が違うという2個だけはなんとか自力で解明する事ができたのですが、3個目は全くわかりませんでした。また次来た時にでも探すしかねえか、と諦めたかけたその時
途中で答え合わせが表示されました。親切設計!
そして、3個ある間違いのすべてを、大きい方の猫だけが引き受けていたのですね。
その柔和な表情とは裏腹に「間違うのはこの俺だけでいい」と滾る滅私奉公の精神を内に秘めていたなんて。
「な~んだヒゲだったかあ~スッキリした!」と安堵に浸っていると、
新たに熊の間違い探しが現れました。それにしてもこれもまた難しい、だが楽しい。
両目の間隔が違うのと、蜂の巣穴がひとつだけ詰まっている事の2個だけは解明出来ましたが、またしても最後の3個目がわかりません。
う~ん最後の1個はどれだ~
明かしちゃうの速いんですよね。もう少し粘りたかったな。
あと5秒。5秒くれてたらズボンの太さぐらいのサービス問題気づけてたのにさ。
なんて未練を垂れてるうちになんと
3つめです!ちょっと前に流行ったアルパカです。
こうきたらもう大抵の人は、コピーをとりに来たことなどどうでもよくなってこの間違い探しに没入しているはずです。
実際私も「あと50部、いや80足そう、そうすりゃこの神ゲーを続けられる」と屈折した心境になり、初めて課金にハマる人の気持ちを解せました。
これでローソンとファミリーマートのマルチコピー機で楽しめる全ての間違い探しが出ました。
そしてなんとは私はこのアルパカのやつだけは制限時間内に間違い全てを的中させることが出来ました。
皆さんは全て当てることが出来ましたか?
ここではあえて答え合わせの画像を載せません。それでも気になる方は一番下までスクロールしてもらえたらそこに載っているので確認してくださいね。
それにしても、昔はこういったタッチパネルがないコピー機だけが主流だったはず、その当時の人は出力中のコピー機の前で一体全体どのようにして過ごしていたのでしょうか。自分の爪を見るとか、メガネを拭くとか、遠くに見える階段の手すりなどを見ていたのでしょうか。
続いてで最後になります。
デイリーヤマザキのマルチカラーコピー機です。
なんとデイリーヤマザキも出力中は間違い探しです。イィヤッター!!!
そして今回も間違いが計3個と同じルールが課せられています。
私はすべての間違い
・犬の口角の上がり具合
・犬の頬の斑点の有無
・黒い泡のようなものに紛れて白いのがひとつ
これら3個を突きとめることが出来た、と思ったのですが、それはあくまで「かもしれない」といった未然としたもので、なぜ確信に至らなかったのかというと
答え合わせもなく次の猫トートバックの画像に変わったからです。
デイリーヤマザキの方が、構造上の難易度が非常に高くなっているのです。
そして、先程の犬トートバックの時からうっすら感じていたことなのですが
左の猫トート、右と比べて本当になんとなくですが、全体的に黒い線が太いような荒いような気がしますがたぶん気のせいでしょう。
課金でもしない限り、出力中に見つけることは常人には不可能です。ですので一旦持ち帰り、自分なりに不審な部分を丸で囲んでみました。
・猫のヒゲの有無
・猫の尻尾の位置
・バック下部のステッチの有無
自分なりの間違い3個を発見できたのですが、左の猫トートの黒い線の太さが気がかりで、3個以上あるといえばありそう気もします。
次でデイリーヤマザキ最後の間違い探しになります。
これは私の中で未だ物議を醸している問題の間違い探しです。どうぞ
これはなんなのでしょうか。バボちゃん?
犬トート、猫トートと続いたので、次もトートバックなのだろうの読みは的中しましたが、抽象が過ぎて何トートなのかは判然としません。
しかし3種類全てをトートバックで統一させる割り切りの良さに感服したのは間違いありません。
ファミリーマート、ローソンの間違い探しは、二足歩行の猫や熊が服を着ているといった虚構性の高いモチーフが採用されていましたが、デイリーヤマザキは、現実にも存在するトートバックに、あくまで柄がプリントされているだけ、と一転したリアル志向を提示しているかの様です。
そういえばよく見ると、左右どちらも透徹した虚無の眼差し。
そしてやはり左の方が線が荒い。
気づけば私は、端から間違っている様なものから、間違いを探す。
という哲学的な問題と向き合っていることに気づきました。
一応間違いを丸で囲ったのですが、これは間違いというよりもマイナーチェンジのレベルですね。誤差です。
建前上は間違い探しを謳いながら、その実哲学的問題を突きつけてこようとは、凄いぞデイリーヤマザキ!
この記事の締めとして「こんなの作っちゃった」と実物のバボちゃんトートを載せてカッコよく終わるのがベストなのですが、それは非常に面倒なので
これで容赦してください。
マルチと名乗るだけあってマルチコピー機ではハガキも作れるのです。
コピー印刷、写真プリント、間違え探し等ご利用の際はお近くのコンビニへ。
アルパカの答え合わせはこちら!
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バイバーイ
※撮影はあくまで通常のコピー機利用中のものであり、設置店の許可を得た上で行なっております。