ゴミネットの管理方法についての考察

五月雨の6月。皆様ご機嫌いかがでしょうか。

私ごとで恐縮ですが、この度結婚いたしました。これからは人妻調査隊員として調査に励んでいきたいと思います。

さて新妻になりました私、ご近所付き合いも学んでいる最中でございます。自分で言うのもなんですがそそっかしいところがあるものですからご近所の方々にご迷惑をかけぬよう、くれぐれも目をつけられないように気をつけていきたい次第です。

ご近所付き合いといえば、「ゴミの出し方」これはよく問題として挙げられます。時に「ゴミの出し方」で人格を決めつけられることもあるでしょう。マナーを守って粗相のないよう気をつけたいところです。さらにゴミ当番も回ってくると予測されます。ゴミ当番はゴミ回収が終わった後の片付けをする当番と存じておりますが、一つわからない点があります。それは

「ゴミを収集した後のゴミネットってどうすればいいんだ?」

ということです。そして私は思いました。

郷に入れば郷に従え、だと。

そこで今回ご近所を中心に107件のゴミネットを観察し、ご近所さんは使用していない時のゴミネットをどのように管理しているのかを調査してまいりましたので、発表したいと思います。

分析

早速ですが、私の住む中野区の自宅から半径1キロ圏内であるご近所をメインに観察した結果を分析いたしました。

 

収納スタイルとしては、

入れる・はさむ・かける・吊るす・しばる・まるめる・置く・電柱ぐるぐる・掛けて丸めて置くと分類しました。

結論から言うと「掛ける」が1番多いことがわかりました。この地区ではゴミネットの収納に迷った時「掛ける」をチョイスしておけば間違いはなさそうです。

その次に多いのは「置く

23%のご近所さんが採用しております。しかしこの「置く」には注意が必要です。

防鳥ネット貸出 対象者

複数世帯でごみ集積場所を利用されていて、歩行者の通行に支障がないよう収集時間以外は速やかに片付ける等、防鳥用ネットを適正に管理できる方。

中野区公式ホームページより引用

ゴミのネットについて中野区公式ホームページを調べたところ(中野区はゴミのネットを防鳥ネットと記載されていました)このように記されております。私はこの内容を見て、「く」スタイルは時に「出しっ放し」「だらしない」など適正に管理されていないと判断される恐れがあるのでは?と考えました。この懸念事項をご近所の方々はどのように対応されているかも読み取る必要性があると思い、考察いたしました。

またそのほか少数派の管理方法も大変参考になりました。敷地内を撮影する際は、ご自宅を撮るということで一応配慮しながら写真に納めさせております。

では現場の実態報告に移ります。

■掛ける

まずは1番メジャーなスタイル掛けるの現場報告からです。

キレイめ

敷地内や駐車場のフェンス、公共のガードレールなどを利用してゴミネットを掛ける例が多いようです。上記の写真はきちんとゴミネットを広げて「キレイに」掛けている様子が見受けられます。干しているようにも見えますね。通気性もいいので細菌も増えにくく、悪臭も最小限に抑えることができる管理方法かと思います。新妻的に全ての現場でこうすべきなのでは?というかこれが大多数じゃないの?と思っていましたがこのようにゴミネットをきちんと広げてかけている実例はなんと我がご近所では4/107

こちらも綺麗に掛けてありますね。こちら赤羽の写真です。赤羽では黄色いゴミネットが採用されているようでした。地区によってゴミネットの色が違うことも調査を通して発見いたしました。

こちらは広げるスペースがなく、コンパクトに畳んで掛ける実例。やむおえなく畳んだのでしょうか。仕方なさを感じます。

上記の実例も、まあまあきちんと掛けられてますね。ギリギリ合格!ということにしておきましょう。

ラフ

作り込まない自然なスタイルというのは、割と多くの支持を受けるという点はゴミネットも一緒なようです。

路上にラフにかける

フェンスにラフに掛ける

2色使いで華やかさを演出

工事現場でさりげなく

玄関前でもラフに掛ける

上記のようなラフさ、新妻的には尊敬に値します。自然です、実に自然。このゴミネットに緊張感は感じられません。こなれてますね。このラフさはある程度この街に溶け込んでいないとできないスタイルです。「ゴミネットの管理、みんなはどうしているのかなぁ。」と人様の顔色を伺っている自分と早く決別したい。このように自由に、気取らず将来的にはゴミネットを管理していきたいと思います。

■置く

次に多かった実例は「置く」です。23%の住民が採用していたスタイルです。一歩間違えれば適正に管理できないアウトな住人と見なされる恐れもありますが、その辺をどのように対処しているのかも確認していきましょう。

隅に置く

角に寄せることで、歩行者の通行に支障がないよう配慮しているのでしょうか。

こちらはなかなか追いやってますね

役目を果たして疲れ切った風にも見えてきます

自転車との共生

黄色。カラーバリエーションも割と豊富ですね。緑と黄は中野区ではないのですが参考に写真をとっておきました。

どこの地域も敷地内にゴミネットを置くことは鉄則なようですね。黄色のゴミネットはそこそこはみ出ちゃってますけども

上に置く

敷地内の地面に置けない時は所有物の上に置き管理を表すこともあるようです。

消化器の上に乗せたり

ゴミ箱の上に乗せたり

ゴミネットってこんな小さく畳めるのですね

ただ地面に置くよりも所有物の上に置くことで、より管理しているきちんと感を感じられるように思われます。

■入れる

専用のケースや入れ物を用意している住人も多数いました。

ゴミネットから管理主の几帳面さが伺えます。

こちらは「ネット入れ」と記載。少々年季の入ったバケツですからネットが入っていない時に捨てられないようにするための対策でしょうか。味があって素敵です。

土入ってますね。ゴミネットとして活躍していない時は猫にうんちをされないよう猫対策として置いているのかもしれません。賢い!

丸めて入れるタイプですね。

あ!持ち出しカート!買い物カートに入っています!

ペイズリーのバックに入れ込みこなれ感

自転車の前かごに入れるスタイルも見かけました。

こちらも自転車の前カゴに入っておりますがよく見ると青のゴミネットも入っています。この自転車は自転車として活用されず「ゴミネット入れ」として第二の人生を歩んでいるのでしょうか。気になります。

これ自転車の前カゴでしょうか。これこそ第二の人生を歩んでますね!

■吊るす

あの手この手を使ってゴミネットを吊るすご近所も見受けられます。紫陽花との色合いが綺麗ですね

吊して丸め込んで押し込んでコンパクトに

フックを使って吊るす収納上手

吊るされるの辛そう、歯のマンガ風

こちらはベリーダンサー風

吊してるけど高さがなくて這うタイプ。蜘蛛っぽい。

広げて吊るすハンモック風

吊して高さが足りないから裾をさらに吊るすW吊し

■電柱グルグル

電柱にぐるぐる巻き付けるタイプ。電柱が華やかに見えます。

こちらは浮き輪っぽい

電柱の後ろ姿のように見えます。色っぽさを感じました。

■縛る

私が1番好きなスタイル縛る

ギュッと2重に

白いロープでリボン結び。なんだかおしゃれ!

標識とさりげなく馴染むゴミネット。センスを感じられます。ゴミネットが標識として機能しているようにも見えて、なんかいいですね。

まとめ

今回の調査を通してゴミネットは町のあちこちに点在しているにもかかわらず、意外と視界に入っていなかったということに気がつきました。また収納方法にこれだけのバリエーションがあったことに大変驚きました。諸先輩方を参考にしてゴミネットの管理をしっかりやっていこうそう思いました。

ちなみにうちマンションなんで、しばらく関係ないんですけどね