使用済み浴槽の農地における再利用状況の観察

突然ではありますが、ときどき街中で浴槽を見かけますよね。まるで再利用などでなく最初からその為に作られたような、当たり前のような顔をして。

皆さんが思っている以上に街には結構浴槽が再利用されています。「街の浴槽」と聞いてそんなことありますかとピンとこないあなたのために、百聞は一見にしかずということで、まずは見てもらいましょう。

 

寿司屋の前に置かれている浴槽です。風呂場での役目を終え、今は植木を置くスペースとして再利用されていました。浴槽ってこういう向きでも使えるですね。

 

こちらは工場の裏に置かれた浴槽。洗浄に使う薬剤関係を入れる容器として使われているように見えます。

 

この作業場には一挙に5つもの浴槽が確認されました。セメントなどを扱う作業現場だったと記憶しておりますが、ここでも浴槽は大活躍。

どうでしょう、浴槽って結構あるでしょう?

 

■畑で活躍する浴槽たち

 

このような浴槽の再利用が実は農地の近くで特に多く見られる事実をご存知でしょうか。実家が農業をしている方に理由を尋ねてみたところ、単なる貯水、または農業で使う薬剤関係を混ぜるために非常に丁度よいサイズ、形状、素材だからではないかというご意見。確かにステンレスないしはFRP(繊維強化プラスチック)は腐食に強く強度も申しぶんなし。このサイズでの耐薬品性を有した貯水槽を買うことを思うと手軽に入手出来る丁度よい存在なのかもしれません。栓を抜けば流せますしね。

 

直接農家の方に聞けば正解は分かるはずですが、農業エリアでの調査中には残念ながら農家の方に一度も出会わず答えは不明のまま。ここから先は調査先で見つけた浴槽たちを見ながら再利用状況について見ていきましょう。

 

同じ浴槽でも色んなタイプが見られます。浴槽の種類、タイプ、仕様までを追求していくと本来はもっと楽しいことにもなっていくのでしょうが今回はそこまでは追及いたしません。畑と浴槽という全く相容れぬはずのものがコラボレーションする日常におけるその不思議な光景を眺めながら、この農地にある再利用浴槽という現象を知っていただくのが目的なのですから。

 

他の容器の並びに当然の表情で列に加わる浴槽がありました。よく見ると浴槽の隣3つの箱も工場で使うプラケースの再利用。農地は道具の再利用の宝庫です。

 

こちらは3つの浴槽が同じ場所に並ぶのを確認。群生する植物のようなよさがあります。

 

畑の横でひときわ存在感を放つ白い浴槽。今まで見てきたものの中ではかなり新しい部類。使用済みの浴槽の多くは型が明らかに古いものが多いため改築や解体されたた際に出る廃棄物かと想像しておりますが、これは結構新しいものでひょっとしたら入手ルートが違うのかも。

 

畑を見ると高確率で浴槽が。

 

当初感じた畑と浴槽とのミスマッチがいつしか心地よいものに感じられてきます。

 

この景色を見ながら畑の風呂に入れたらどんなに素晴らしいでしょうか。

 

住宅地の中で息を潜める秘湯。畑風呂。

 

浴槽があれば風呂用の椅子もあります。

 

畑は再利用の宝庫。シンクだって同じような用途で活躍しております。

 

少しそれたので浴槽に話を戻しましょう。こちらは年季が入りまくった浴槽。存在感が違います。

 

振り返るとそこには浴槽。

 

擬態する浴槽。「浴槽がある」と思って生きていないと見落としがちな場所に浴槽はあります。

 

ペアの浴槽。リタイヤ後の老夫婦のようにも見えてきますね。

 

えっ、そんなところに浴槽が!?と思っているあなた。気づいていないだけで通勤途中や勤務先、隣のご自宅の庭に再利用された浴槽が眠っているかも知れませんよ。

 

身の回りで浴槽を発見した方は素人の研究社へご連絡頂けますと幸いです。